【ベンチまとめ】Ryzen 9 3900X + ASRock X570 Phantom Gaming X

Ryzen 9 3900XASRock X570 Phantom Gaming X を買いました。
スペック等は他のサイトに任せることにして、外観と取ったベンチをざっくり記述。

(事前知識) CPUの性能

-----------------------3900X
Cores12
Threads24
Base Clock3.8GHz
Boost Clock4.6GHz
TDP105W
付属クーラーあり
CMOS7nm
ソケットAM4
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Value(2019/07/07現在)¥64,584
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外観・中身

Ryzen 9 3900X

特筆することなく、リテールクーラー、CPUといつもの感じです。
リテールクーラーはWraith Prism with RGB LED
光るリテールクーラー

ASRock X570 Phantom Gaming X

※無線LAN内蔵のためアンテナ付属

※サーマルパッドのシールは剥がしてM.2SSDと接着しような!!!!

※ 280mm簡易水冷だとI/Oパネルと干渉しました…

ベンチマーク

マザーボードとCPU以外は下記の構成で実施。

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MemoryCFD W4U3200CM-16G 16G × 2 (DDR4-3200)
GPUEVGA RTX 2080 XC ULTRA
PSUHX750 CP-9020031-JP
CPU CoolerCorsair H100i

Fire Strike Extream Physical Score

3900X : 29438

参考までに、2700Xとの比較(メモリもマザボも違うのであくまでも参考値)

Time Spy Physical Score

3900X : 12158

2700Xとの比較


CineBench r15

Single : 202
Multi : 3177


CineBench r20

Single : 494
Multi : 7038
Multi (PBO) : 7240

※ Precision Boost Overdrive
自動OC機能に設けられている電力制限等の上限を取り払って、さらに動作クロックを上昇させる機能
ざっくり自動OC時よりも全コア+200MHz。


CPU-Z

ベンチマークはメモリもガッツリ影響するので参考値。


CristalDiskMark (PCIe3.0 M.2SSD -> PCIe4.0)

旧記録はこちら

PCIe3.0 M.2SSDを4.0に挿したらどうなるか。
シーケンシャルが上昇し、Q32T1が悪化。

なお、付属のヒートシンクは使わず、PGXの一体型ヒートシンクを用いました。
ベンチ中も55℃程度となったので冷えます
(つまりサーマルスロットリングが起こらなくなった?)

旧記録では70℃超えてました。


総評

CPUは強すぎてやばい
マザボは冷えすぎてやばい

なんでこれCPU6万円台で買えるんですかねぇ… なおゲーミングだと3700Xとあまり変わらないらしいので、普段遣いだと3700X+B450(SteelLegend)がベストな気がする。

マザボはちょいお高めだけどM.2しっかり冷やせるし2.5GLAN付いてるんでまあこんなものでは。
電源周りもしっかりしてるのでPBOが生きる生きる。

エンコードだと3900Xが強いので

  • クリエイター:3900X, 3950X
  • ゲーマー:3600X(選別コアのため), 3700X, 3800X

で住み分けられる?

RTX Superシリーズざっくりまとめ

ざっくり要約

性能を増やしてほぼ価格据え置きの実質値下げ

スペック表

GeForce RTX 2080 SUPERGeForce RTX 2070 SUPERGeForce RTX 2060 SUPER
CUDA Core3072 (+128)2560 (+256)2176 (+256)
Tensor Core384 (+16)320 (+32)272 (+32)
RT Core48 (+2)40 (+4)34 (+4)
Base/Boost Clock1650/1815 MHz (+135/+95)1605/1770 MHz (+195/+150)1470/1650 MHz (+105/-30)
Memory8GB GDDR68GB GDDR68GB GDDR6 (+2GB)
Memory Clock14Gtps14Gtps14Gtps
Memory Bus256 bit256 bit256 bit (+64)
Memory BandWidth448GB/s448GB/s448GB/s (+112)
TBP250W (+35)215W (+40)175W (+15)

カッコ内は無印と比べた上昇量。
注目は2070Sのクロックアップ+CUDAコア上昇と2060Sの8GB化。
特に2060Sはほぼ2070無印弱程度なので、価格が落ち着けばかなり流行りそう。

ざっくりどうなるか

価格とモデルの図はこう

性能とモデルの図はこう

全体的に上にずれたので、GTX1660Tiとの差が広がる形に。
2060Sだけ価格は上昇しているがおそらくメモリを足したせいだろう。

「買い」なのは?

前述したがRTX 2060 Super
2070無印が5.5万円で売られていることを考えるとだいぶ手が届く値段になる。(初値は税込み4.5万円ぐらいと予想)
スペックもほぼGTX1080/RTX2070ぐらいなのでFHDだとむしろオーバースペックかもしれない。

無印はEndOfLife(在庫限り)へ

https://ascii.jp/elem/000/001/888/1888403/index-2.html

このRTX 20 SUPERシリーズの登場により、RTX 2080及びRTX 2070が「EOL」(=End of Life)、つまり流通在庫のみで終息する。Radeon RX 5000シリーズと競合する(あるいは可能性が非常に高い)であろうRTX 2060以上2080 Ti未満のゾーンにおけるパワーバランスを、RTX 20 SUPERシリーズ3モデルで見直す製品と言える。